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東京国立近代美術館で鏑木清方を観賞

Uさんからのおススメで東京国立近代美術館へ行ってきた。
ローチケでチケット購入はできないようだったので、美術館へ行ってから購入した。
ほぼ中高年の行列で入館できるまで15分はかかった。
『鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開』となれば当然かもしれない。
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「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」と聞き慣れた町名がタイトルだから、ますます興味をそそる。

新富座を背景に新富芸者を描いた「新富町」。
夫人の同級生であった江木まさこをモデルに描いた「築地明石町」。
そして踊りのお稽古帰りの町娘を描いた「浜町河岸」。
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江戸小紋を襦袢を着ないで黒の長羽織。
明治の中頃に流行ったというイギリス巻(夜会巻)を結い上げて。
大人の色気を感じた。


これら三幅の前では、老男老女が張り付くように見入っていた。
確かに、清方の筆使い、色使いを感じるには近くで見たいけど。




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竹橋の上から
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清方は6年間日本橋浜町二丁目に住み、およそ浜町公園あたりに住まいがあったらしい。
ワタシも同様に日本橋浜町二丁目で生まれて育ったから見逃すわけには行かない。
浜町公園といえば、毎日のように遊んだ場所。
しかも幼稚園、小学校、中学校の登校時はこの浜町公園を通って通った。

「浜町河岸」の絵を見ると、踊りのお稽古の帰り。
他2点が色気を感じるとすればこちらは初々しさを感じる。
確かにこの近くに藤間流や花柳流の踊りの先生がいたと思う。
人形町に住む同級生の呉服屋の娘は確か花柳流の踊りを習っていて、小学生の頃、大手町のホールで発表会があった。
確か藤娘を踊っていたかと思う。
そのほかに三味線や長唄の先生もいた。
明治座もすぐ近くにあり、三味線屋もあった。

明治座の裏には料亭もあり、芸者さんが人力車から降りてくるのを赤いランドセルを背負ったワタシは口をぽかんとして見てた。



清方の絵には慣れ親しんだ町の情緒が描かれていた。


美術館を出たあとは、神保町まで歩き、都営新宿線「浜町」まで行き、故郷の浜町河岸を見てきた。
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「浜町河岸」の絵の背景には、深川安宅町(あたけちょう)(今の新大橋1丁目)。
左手に火の見櫓。右手に新大橋が描かれている。


安藤広重の(広重の中でワタシが一番好きな絵)「おおはしあたけの夕立」にも火の見櫓が描かれている。
新大橋を左手に深川安宅町を見ているアングルと思われるので、川下で描いたものと思う(昔は新大橋自体がもっと川下だった)。

安宅町には中学の同級生が江戸時代から続く鳶の親方をやっている。
彼のおじいちゃん、ひいおじいちゃんはあの火の見櫓に上ったかもしれない。
ぼーっと川面を見ながらそんなことを考えた。



『鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開』オススメです。
12月15日(日)まで。
朝よりもお昼過ぎの方が空いています。



きょうもいい天気だ。
どちらさまも美味しくて素敵な水曜日でありますように!

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by golmeg | 2019-12-04 10:12 | 思うこと | Comments(0)