きょうの検査結果

その時はまだ夫の扶養で、夫が勤めている病院で家族健診を受けたのをきっかけに。
コレステロールと中性脂肪が高いということで、2ヶ月に一度の検査と診察を繰り返してきた。
それに伴い、高脂血症の薬を飲み続けて20年。
何事も無く相変わらずの数値に一喜一憂しながら。

ところがここ一年で、これといったダイエットもしないにもかかわらず、
体重が4kg減少していた。
そう、ダイエットもしないのにもかかわらずにだ。

好き勝手に飲んで食べていたにもかかわらずにだ。
もしかして癌なのでは?
という思いがよぎり、担当医にその旨を伝えると。

では、次の検査に癌の項目を増やしておきましょう。
と、淡々と言われるのであった。

そして、その血液検査の日。
10月10日の検査結果は。

「フェリチン」という項目が高値、ということでCTスキャンをすることになった。
フェリチンは、鉄欠乏性貧血では低値に。再生不良性貧血では高値に。
そして、腫瘍マーカーとしても使われるとのこと。

自己診断では肝臓癌であると思ってのきょうのCTスキャンであった。






癌だとして、あと余命は?と思いながらの一ヶ月。
血液検査の数値に動揺しながらも覚悟して臨んだ。


一年後に存在しているのか。
それとも東京オリンピックまで生きていられるのか。
あるいは、白内障の手術することなく逝くのか。
と、いろんな思いが駆け巡った。

そんなことを想いながらの日々は、ありがたいことに忙しく。
毎週のように楽しい行事が続いた。

これは私へのご褒美なのではないか、という思いもよぎったりの日々であった。
しかし、まだY田にも会っていないし、Kにも会っていない。
みんなにお別れを言わなければ終わるわけがない、とも思ったりしながらの一ヶ月だった。

そして、造影剤を打ってCTスキャン。
夫も同院内での仕事が忙しいから、と言っていたので検査をさっさと終わったら帰るつもりでいた。
ドアを開けてお礼を言って会釈をして振り返ると夫が青い手術着の上に白衣を着て立っていた。

その瞬間、長男を同院で産んだときのことが甦る。

予定日を2週間も経っても生まれない長男を産む際に、促進剤を打っての分娩となった。
分娩室で、もう生まれるっ ていうときに、
研修医の人々が10数名がワタシの出産を見学だよ。

しかし、あたしゃ、まな板の上の鯉だからね。

そしてそんな嵐の現場が一段落したころに、
まだ処置が終わらない、M字開脚の状態の時、
夫がドアを開けて「あー、生まれたんだ」みたいに。。。

そんな状況の中、ワタシは左手で手を振るみたいな。
そんな光景がよみがえり。

あー。ワンタッチ遅いわ~。みたいなことを思った32年前がふっと甦った。
あの時と同じ、無表情なワタシと夫だ。



そして。
その後、待合室の長椅子に座っていると、夫が


「何も無かったよ」って。


ふーん。

ってワタシ。



体重は減ったけど、CT画像にはたっぷりなお肉が胴体を包み込んでいたようで、
しかも、前回も確認された胆石はもっと大きくなったようで。
肝臓も大きいらしい。

肝(きも)は大きいかもしれないけど、
わっかっちゃないなぁ~。実は心臓は小さいんだよ。003.gif


そう思いながらもやめられないのがビール。
そんな肝っ玉かあさんの、一度は諦めた人生の一ヶ月が終わった。

長生きはしなくてもいいとは思うけど、
生きることの執着が自分にもあったとことを確認した一ヶ月でもあった。

そして、あとの人生をおまけだと思って。
もっともっと楽しみたいと思っている。


これはワタシが生きた証拠のブログでもある。
でも甘いよね。ワタシの人生は。

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by golmeg | 2015-11-14 22:34 | 思うこと | Comments(0)