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大衆割烹 三州屋 銀座店

午後7時に数寄屋橋交差点で待ち合わせをした。
映画を観終わって、携帯が鳴るのを待ちながら西銀座デパート内をウロウロしていると
ちょうど花屋の前で携帯が鳴った。
「どこにいる?」
「花屋さんの前・・・」
「わかった・・・」

それだけの わずか数秒の会話のあとに・・・
いた、いた!顔を見るなり・・・
「何食べたい?」
「何でも・・」
「三州屋にしよう」
ということで、プランタンの前を通り過ぎ、ABC MARTの先、
銀座の猫も喜びそうな、高いビルとビルの合間の横丁を曲がる。
京橋寄りの銀座のどんづまりのところに 我々のお目当ての店がある。
ずーっと前から、何年も前から行きたかったのだ。
銀座の路地裏にある「大衆割烹 三州屋 銀座店」。

藍色の暖簾と、指紋が取り易そうなスリガラスがテカっている(サスペンス見過ぎ・・・)。
これを見ただけでも「うまそう」な予感。
銀座なのに、敷居も低く、いかにも入り易そうな感じの玄関だ。

ガラガラって玄関を開けてびっくり・・・
ほぼ満席状態で、ものすごく活気がある。
年季の入ったウエイトレスさんは動じない。
ちらっとこちらを見たような気がしたが、錯覚だったかもしれない。
でも、我々も動じず、ただひたすらお声がかかるまで立って待つ。
そのあたりの根性は、年齢も加味しながらも 負けじと年季が入っている。

10人席の白木一枚板のテーブル左角から2番目に水泳で鍛えた広い肩幅を・・・と言いたいところ、
すでに筋肉も落ち、悲しいくらいに贅肉だけが残った肩幅をすぼめながら向かい合って座る。
左隣には関西人らしい男性2人が同じく向かい合って座っており、ほんとに好きなの?秋刀魚。と思わせるように食べ残し
決して綺麗とはいえない秋刀魚を前に「すんまへん・・・じきに出ますさかいに・・・」と日本酒を飲みながらおっしゃる。
「いえいえ、どうぞどうぞ・・・」と中途半端な言い回しをしてしまう。
右隣には若い男性2人がいて、少ないつまみを大切に、付きあいの浅さを感じさせながらも、若い方が話を盛り上げている。
我々は右の話も左の話も聞こえるようで聞こえない感じで、だからと言って何か話すわけでもなく
何を食べようか、何がうまいだろうか、だけを考え、この集中力だけは我ながらすごいものだと思いながらもひたすら何を注文しようかだけを考えていた。

夫が「あん肝に、牡蠣豆腐はぁ~っ!」って90cm対岸で大声で叫んでいる。
こちらも負けじと「あと、鯵フライはぁ~っ!」ってまるで双方ともにいきなり耳が遠くなったかのようで、つい笑いも出る。
叫んでも話をしないと、つい隣の話に同調してしまい、頷きそうになる。037.gif

その時、美味しい!と思うことが我々にとって、とっても大事なことなのだった。
それだけはどこにいても、北にいても、南にいても、西にいても、東にいても・・・
間違いなくほぼ価値観が似ていた。
それと温泉質だけは、意気投合できる。それだけは。
前世でそんな話をしたのかもしれない。
いや、前世で同じ話をしたら何故また同じ間違いを・・・なんて言ったら殴られそう047.gif

アサヒスーパードライ大瓶2本と
以下つまみみたいな、おかずみたいなお料理をいただいた。
銀座で5000円でお釣りがくるのが嬉しく、帰りはまだ雨が降っていたが
思わずスキップがしたくなるような美味しさだった。

銀座ってやっぱ、好きだぁ~っ!って思った瞬間。

【注文品目】
あん肝(小鉢内にあるゼリー状のお醤油味のものとわけぎとワカメを合えていただくとグー)
鯖の味噌煮
牡蠣豆腐(ポン酢で)
里芋のから揚げ(薄く煮てあるものをから揚げに)
鯵フライ(尾もとってあり、そのままパクっと)

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ウエイトレスさんは人形町の老舗洋食店などに比べるとふわっとした感じ。
せっかち度は人形町の方が上回る感じ(笑)。
するってぇと何かい?
いえいえ、それも個性だと思うわけで。
どちらもいいなぁ~と思うわけで。

ごちそうさまでした!

大衆割烹 三州屋 銀座店:
東京都中央区銀座2-3-4
TEL:03-3564-2758
定休:日曜日
営業時間 [平日]   11:30 - 22:30
       [土曜日]11:30 - 22:30


Commented by shimada at 2009-03-01 23:31 x
こんばんは。
いやぁ~実に美味しそうです(^^)
お酒がドンドン進みそうなメニューですね。
里芋のから揚げって好きです。 あのネットリな口あたりが
たまらなく好きです♪

Megさんの写真の撮り方って、超アップで撮っているのですか?
それとも、ブログに載せる時に修正するんでしょうか?

食べ物を写す時って どうしても私は全体的に撮ってしまう癖が
あるようなので(お皿も全部 端から端まで^^;)
Megさんの食べ物の撮り方を真似したいです。(^^)
Commented by golmeg at 2009-03-02 07:53
shimadaさん、おはようございます
これらのお料理、すべて1000円以下で、記憶ある料金では鯵フライが600円だったと思います。
一番高くてあん肝が750円だったかな?
かなりの人気店で、満席のために諦めてお帰りになるグループを何人も見ました。

写真は全体に撮ったり、ぐっと寄って撮ったりしますが
あまりに寄り過ぎると焦点が合いません・・・
大きいカメラもありますが、このときは映画がメインでしたので
コンパクトデジカメで撮りました。
あとでトリミングすることが多いです。
Commented by KOKKO at 2009-03-02 09:01 x
暖かい雰囲気がお料理にも現れていますね
家庭料理的なところもあるのが嬉しいです。
ずーと前から行きたくて、目をつけていたの?
どんな風に見つけるのかしら

里芋のから揚げは、したたことがないわ・・・
いつも煮っ転がしだったけど
今度、こんなのも風変わりだから作ってみようかな
Commented by golmeg at 2009-03-02 19:22
KOKKOさん、こんばんは
「割烹」の前に「大衆」と付くところが私たちにはぴったりでした(笑)
しかも1000円以下のものが多いのでありがたいです
昼夜問わずに定食もあるので、ごはんも食べられます
「鯖味噌定食」というのもありました

里芋のから揚げ・・・私も初めてだったので
注文してみました
薄く煮てあったので、多く煮たときに寄せておいて
翌日にでもから揚げ・・・というのもいいかもしれません
私も今度挑戦してみようと思いました
Commented by teel at 2009-03-02 23:11 x
こんばんわ~、お久しぶりですぅ~

懐かしいです、三州屋。まだあるんですねぇ、当時とそのままで・・・
むか~し丸の内勤めだった若かりし頃、行ってました
仲間内では隠語で何故か「三州堂薬局」とか「薬屋さん」とか呼んでましたが、三州屋行くのは楽しみでした♪

当時の薄給の身では月に1、2回がせいぜいで普段は有楽町のガード下でした。

三州屋の牡蠣豆腐とブリ大根が好物で、行くと注文してました。
いつも行ってるとお品書きみると味がピンときますが、月に1,2回というのが絶妙で、口に入って味わうことができるんです。

数えてみたら、もう30年以上前になりました・・・
あぁ~、懐かしいやら悲しいやら(笑)
Commented by golmeg at 2009-03-03 07:59
teelさん、おはようございます
こちらこそ、ご無沙汰ですいません・・・

わあ~、三州屋さんご存じだったのですね
確かに年季の入ったお店でしたが、流石銀座の店だけに
どこか気品が漂っていました
いつも前を通り過ぎていましたが、ずっと気になっており・・・
日曜日は休みなので、なかなかチャンスがありませんでした
次から次へとお客さんも入ってきて、いつも席が埋まっている状態で、人気の高さがうかがえました

とても美味しくて、銀座とは思えない金額でしたのでまた行きたいと思います
teelさんの思い出のお店でもあったのですね・・・
丸の内も銀座もずいぶん変わったような気がします
時々、昔と変わらないところを見てはホッとする自分がいます
by golmeg | 2009-02-28 21:02 | Comments(6)